男の毛穴の開き、スキンケアだけで治らない理由|いちご鼻・皮脂・たるみ毛穴を医師が解説

はじめに
「毛穴用の洗顔料を使っているのに、鼻のポツポツがなくならない」
「毎日しっかり洗顔しているのに、頬の毛穴が目立つ」
「毛穴パックをすると一時的にきれいになるけれど、数日するとまた元に戻る」
「男性用のスキンケア用品をいろいろ試したけれど、何が正解なのか分からない」
このような毛穴の悩みを抱えている男性は少なくありません。
特に男性は、一般的に女性と比較して皮脂分泌が多い傾向があります。男性と女性の皮膚特性を比較した研究でも、男性では皮脂量が高い傾向が報告されています。
そのため、
- 鼻がテカる
- 毛穴が開いて見える
- 角栓がたまりやすい
- 鼻が黒くポツポツ見える
- 頬の毛穴が目立つ
といった悩みが出やすい方もいます。
ただし、ここで重要なのが、
「毛穴が目立つ=皮脂や汚れだけが原因ではない」
ということです。
毛穴が目立つ原因には、
- 皮脂分泌
- 角栓
- 毛包の大きさ
- 毛穴周囲の色素沈着
- ニキビ・炎症
- 肌の弾力低下
- 紫外線などによる肌変化
など、複数の要素が関係します。
医学的なレビューでも、顔の毛穴が目立つ主な要因として、皮脂分泌の増加、毛穴周囲の弾力低下、毛包容積の増大などが挙げられています。
つまり、
洗顔を頑張ればすべての毛穴が改善するわけではありません。
むしろ原因に合っていない毛穴ケアを続けることで、乾燥・刺激・炎症などを起こし、かえって肌が荒れてしまうこともあります。
この記事では、
- 男性の毛穴が目立ちやすい理由
- いちご鼻とは何か
- 開き毛穴・黒ずみ毛穴・メラニン毛穴・たるみ毛穴の違い
- スキンケアで改善を目指せる範囲
- 毛穴パック・スクラブの注意点
- スキンケアだけでは改善しにくいケース
- 美容医療ではどんな治療をするのか
- ピーリング・ダーマペン・フラクショナルレーザー・ピコフラクショナルの違い
まで詳しく解説します。
結論|毛穴は「汚れ」だけではない。原因によってスキンケアの限界が違う
最初に結論からお伝えすると、
毛穴の開きは、原因によってスキンケアで対応しやすいものと、美容医療を検討した方がよいものがあります。
例えば、
「最近皮脂が多くなった」
「洗顔方法が合っていない」
「保湿をほとんどしていない」
といった場合には、毎日のスキンケアを見直すことで肌状態が整い、毛穴が目立ちにくくなる可能性があります。
一方、
- 長期間目立っている開き毛穴
- 頬の縦長の毛穴
- ニキビ跡の凹凸と一緒に目立つ毛穴
- 毛穴周囲の色素沈着
- 毛穴パックをしてもすぐ元に戻る黒ずみ
- 皮脂を抑えても毛穴の大きさが変わらない
場合には、洗顔や化粧水だけでは十分な変化を感じにくいことがあります。
毛穴は皮膚の正常な構造です。
そのため、
「毛穴そのものを完全になくす」ことを目標にするのではなく、毛穴が目立っている原因を見極めて、できるだけ目立ちにくい状態に整える
という考え方が現実的です。
毛穴治療について詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

男性はなぜ毛穴が目立ちやすい?
毛穴の目立ち方には男女差や個人差があります。
複数の研究では、男性は女性より皮脂量が多い傾向があり、皮脂分泌量と毛穴の大きさにも関連があることが報告されています。
男性は皮脂分泌が多い傾向がある
顔には皮脂腺が多く存在します。
特に、
- 鼻
- 額
- 眉間
- 鼻周囲
など、いわゆるTゾーンは皮脂が多くなりやすい部位です。
皮脂分泌量が多いほど毛穴が大きく見えやすいという研究報告もあり、男性の毛穴悩みを考えるうえで皮脂は重要な要素です。
ただし、
「男性だから必ず毛穴が大きい」
という意味ではありません。
遺伝、肌質、年齢、紫外線、ニキビ、スキンケア習慣なども関係します。
男性に多い「洗いすぎ」も毛穴ケアでは注意
皮脂が多い男性ほど、
「とにかく脂を落とした方がいい」
と考え、
- 1日に何度も洗顔する
- 洗浄力の強い洗顔料を使う
- ゴシゴシこする
- スクラブを毎日使う
- 熱いお湯で洗う
といったケアをしてしまうことがあります。
しかし、皮脂はすべて悪いものではありません。
皮脂や角質には皮膚を外部刺激から守る役割もあるため、必要以上に除去すると、
- 乾燥
- ヒリヒリ
- 赤み
- バリア機能の乱れ
- 肌荒れ
につながることがあります。
ここでよく、
「乾燥すると肌が皮脂を大量に出して補おうとする」
と説明されることがありますが、これは単純化しすぎです。
乾燥したから必ず皮脂が増えるわけではありません。
重要なのは、
皮脂が多い肌でも乾燥・バリア機能低下が同時に起こり得る
という点です。
「脂っぽいから保湿は必要ない」と考えず、洗顔後は適度な保湿を行いましょう。
男の毛穴タイプ① 皮脂による「開き毛穴」
男性の毛穴悩みで多いのが、皮脂分泌と関連する開き毛穴です。
特に、
- 鼻
- 小鼻周囲
- 額
- 頬の内側
などに丸い毛穴が目立つ場合があります。
研究でも、皮脂分泌量の増加と毛穴の大きさには関連があることが報告されています。
こんな特徴があります
- 顔がテカりやすい
- 午後になると脂っぽい
- 毛穴が丸く見える
- ニキビもできやすい
- 鼻や頬の内側に多い
このタイプでは、まず皮脂・角化・炎症などを整えることが重要です。
男の毛穴タイプ② 角栓・黒ずみ毛穴
「いちご鼻」と呼ばれることが多いのがこのタイプです。
毛穴の中では、皮脂だけではなく角質などが混ざり、角栓が形成されることがあります。
角栓の表面が黒く見えると、
鼻に黒い点がたくさんある
ように見えます。
ただし、
鼻の黒い点=すべて角栓ではありません。
毛穴に生えている細い毛や、毛穴周囲の色素などが黒く見えているケースもあります。
そのため、
「黒いから全部押し出す」
というケアはおすすめできません。
毛穴パックをすると一時的にきれいになるのはなぜ?
剥がすタイプの毛穴パックを使用すると、表面に出ている角栓などが取れることがあります。
そのため、直後は
「毛穴がなくなった」
ように感じることがあります。
しかし、毛穴そのものが消えたわけではありません。
皮脂や角質が再びたまれば、また目立つ可能性があります。
そのため、
毛穴パックを何度も繰り返す=毛穴そのものが小さくなる
とは考えない方がよいでしょう。
さらに、頻繁なパックや強く押し出す行為は皮膚刺激になることがあります。
指や器具で角栓を押し出してもいい?
おすすめできません。
特に、
- 爪で強く押す
- 毛抜きで角栓を引き抜く
- 金属器具で強く圧迫する
といった方法は、
- 赤み
- 炎症
- 傷
- 色素沈着
につながることがあります。
「今日はきれいになった」と感じても、長期的には別の肌トラブルを作ってしまう可能性があります。
男の毛穴タイプ③ メラニン毛穴
「黒ずみ毛穴」だと思って一生懸命角栓を取っているのに、
まったく黒さが変わらない
場合があります。
この場合、毛穴そのものが詰まっているのではなく、毛穴周囲の色素沈着によって黒く見えていることがあります。
いわゆるメラニン毛穴です。
例えば、
- 毛穴パックを頻繁にしていた
- 鼻を強くこする癖がある
- ニキビや炎症を繰り返した
- 紫外線対策をしていない
などがある場合には、色素沈着が関係している可能性があります。
このタイプでは、
角栓を取るケアを続けても黒さの原因にアプローチできません。
むしろ刺激を繰り返すことで色素沈着を悪化させる可能性があります。

男の毛穴タイプ④ たるみ毛穴
30代・40代以降で、
「昔より頬の毛穴が大きくなった」
「丸かった毛穴が縦に伸びて見える」
という場合には、皮脂だけではなく肌の弾力低下が関係している可能性があります。
毛穴研究でも、毛穴周囲の皮膚弾力の低下は、毛穴が目立つ要因のひとつとされています。
たるみ毛穴の特徴
- 頬に多い
- 丸ではなく縦長・楕円形
- 皮膚を軽く持ち上げると毛穴が目立ちにくくなる
- 小ジワやハリ低下も気になる
- 30代以降に気になり始めた
このタイプでは、
皮脂を取る洗顔だけを続けても十分な改善につながりにくい
場合があります。
実際には「複合型」の男性が多い
毛穴は、
「自分は皮脂タイプ」
「自分はたるみタイプ」
と完全に分かれるわけではありません。
例えば、
20〜30代男性
皮脂
+角栓
+ニキビ
+黒ずみ
30〜40代男性
皮脂
+毛穴の開き
+色素
+初期の弾力低下
40代以降
弾力低下
+たるみ毛穴
+シミ
+くすみ
というように、複数の要素が重なっていることがあります。
2022年のレビューでも、毛穴治療は年齢や原因に応じて考える必要があり、若年層では皮脂コントロール、年齢が上がるにつれて皮膚の若返り・弾力へのアプローチも重要になるとされています。
だからこそ、
「毛穴にはこの化粧品」
という1種類の方法ですべて解決するのが難しいのです。
スキンケアだけで改善を目指せる毛穴とは?
美容医療が必ず必要なわけではありません。
まずスキンケアを見直した方がよいケースも多くあります。
例えば、
- 洗顔方法が明らかに強すぎる
- 保湿をまったくしていない
- 毛穴パックを頻繁に使っている
- スクラブを毎日のように使っている
- 紫外線対策をしていない
- 最近急に皮脂が増えた
場合などです。
男性の毛穴ケア|まず見直したい基本の3ステップ
STEP1 洗いすぎない
皮脂が気になっても、必要以上に洗顔を繰り返す必要はありません。
肌を強くこすらず、洗顔料を十分に泡立て、やさしく洗いましょう。
STEP2 保湿する
男性でも保湿は必要です。
特に、
「洗顔後はつっぱるのに、午後になるとテカる」
という方は、保湿方法を見直してみてもよいでしょう。
ベタつきが苦手なら、軽い使用感の乳液・ジェルなどを選択する方法もあります。
STEP3 紫外線対策
紫外線は、
- 色素沈着
- 乾燥
- 肌の弾力低下
などに関係します。
毛穴だけを考えても、日焼け止めは重要な基本ケアです。

毛穴に良い美容成分は?
毛穴の原因によって、選択肢は変わります。
サリチル酸(BHA)
角質や毛穴詰まりが気になる場合に使用される成分です。
刺激を感じる方もいるため、使用頻度には注意します。
レチノール・レチノイド系
角化や肌のターンオーバー、エイジングケア目的などで使用されます。
刺激・乾燥が出ることがあるため、少量・低頻度から導入するのが基本です。
ナイアシンアミド
皮脂・バリア機能・肌のキメなどを目的としたスキンケアに使用されます。
アゼライン酸
ニキビ、皮脂、炎症、色素沈着など複数の悩みがある場合のスキンケアとして使用されることがあります。
ラジニアクリニックの既存毛穴記事でも、毛穴・ニキビ・赤みなどを同時にケアする成分として紹介しています。
ただし、
成分を一度に全部使えば早く良くなるわけではありません。
複数のピーリング成分・レチノールなどを一気に組み合わせると、肌荒れを起こすことがあります。
スキンケアだけで改善しにくい毛穴
次のような場合は、美容医療を検討するひとつのタイミングです。
- 3か月程度スキンケアを見直しても毛穴が目立つ
- 何年も同じ毛穴が目立っている
- 頬の毛穴が縦長に見える
- ニキビ跡の凹凸もある
- 皮脂を抑えても毛穴が大きいまま
- 角栓を取ってもすぐ黒く見える
- 色素沈着も混ざっている
- 「毛穴」というより肌全体の凹凸が気になる
このような場合、
皮脂だけではなく、皮膚構造・弾力・色素などが関係している可能性があります。

美容クリニックでは毛穴をどう治療する?
美容医療でも、
「毛穴なら全員同じ治療」
ではありません。
原因によって施術を使い分けます。
主な選択肢として、
- ケミカルピーリング
- ピコフラクショナルレーザー
- フラクショナルレーザー
- ダーマペン
- その他のレーザー・光治療
などがあります。
ラジニアクリニックでも、毛穴治療として複数のレーザー・ピーリング・ダーマペンなどを案内しています。
毛穴治療① ケミカルピーリング
毛穴詰まり・角質・ざらつきなどが気になる場合には、ケミカルピーリングが選択肢になることがあります。
薬剤を皮膚へ塗布し、古い角質などへアプローチする治療です。
特に、
- 角栓
- 毛穴詰まり
- ニキビ
- ざらつき
などがある場合に検討します。
ただし、
ピーリングだけですべての開き毛穴やたるみ毛穴を改善できるわけではありません。
皮膚の弾力低下が中心なら、別の治療が適していることがあります。
毛穴治療② ピコフラクショナルレーザー
ピコレーザーをフラクショナル照射し、肌質改善を目指す治療です。
ラジニアクリニックでは、
- ピコフラクショナルレーザー(ジェントル)
- ピコフラクショナルレーザー(アグレッシブ)
などを用意しています。現在の毛穴ページでも毛穴治療の選択肢として掲載されています。
皮脂だけではなく、
- 開き毛穴
- 肌の凹凸
- 肌質
- ハリ低下
などが気になる場合に検討します。
毛穴治療③ フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーは、皮膚へ細かな照射を行い、肌の再構築を促すことを目的とした治療です。
ラジニアクリニックではActionⅡによるフラクショナルレーザーを使用しており、
- 毛穴
- たるみ毛穴
- ニキビ跡の凹凸
- 肌のくすみ
などへの治療として案内しています。
皮脂だけを抑えるのではなく、毛穴周囲の皮膚構造へアプローチしたいケースで検討します。
毛穴治療④ ダーマペン4
ダーマペンは、極細の針で皮膚に微細な刺激を与え、創傷治癒反応を利用して肌質改善を目指す治療です。
ラジニアクリニックではダーマペン4を使用しています。
現在の公式ページでも、
- 毛穴の開き
- いちご鼻
- ニキビ跡
- 肌の凹凸
- ハリ
などを対象として案内しています。
特に、
毛穴+ニキビ跡
毛穴+肌の凹凸
が気になる場合には選択肢になりやすい治療です。
毛穴タイプ別|治療の考え方
| 毛穴のタイプ | 主な特徴 | 治療例 |
|---|---|---|
| 皮脂・開き毛穴 | テカリ、丸い毛穴 | スキンケア、ピーリングなど |
| 角栓・黒ずみ | 鼻の黒いポツポツ | ピーリング、角化ケアなど |
| メラニン毛穴 | 取っても黒い | 色素への治療を検討 |
| たるみ毛穴 | 頬の縦長毛穴 | ピコフラクショナル、フラクショナル、ダーマペンなど |
| 毛穴+ニキビ跡 | 凹凸が目立つ | フラクショナル、ダーマペンなど |
| 毛穴+複数の肌悩み | シミ・くすみ・ハリなども気になる | 複数治療を組み合わせる場合も |
実際の治療は肌状態を確認して決定します。

ピコフラクショナルとダーマペン、どちらがいい?
よくある質問です。
しかし、
「こちらの方が必ず上」
とはいえません。
ピコフラクショナルはレーザー、ダーマペンは針を使用するという違いがあります。
肌質、毛穴の状態、ニキビ跡の有無、ダウンタイムの希望などによって選択します。
場合によっては複数回治療が必要です。
顔の毛穴治療に関するレビューでも、単一治療だけではなく複数回・複数モダリティを組み合わせることで改善を目指す考え方が報告されています。
毛穴治療は1回で終わる?
治療内容によりますが、
1回で毛穴が完全になくなることを前提にしない方がよいでしょう。
毛穴の目立ち方には複数の原因があり、長年の皮脂分泌・肌質・弾力などが関係しているケースでは、複数回治療を行いながら徐々に変化を目指します。
例えばラジニアクリニックのフラクショナルレーザーも4週間程度の間隔で複数回治療を行うことがある施術として案内されています。
美容医療を受ければスキンケアはいらない?
いいえ。
美容医療を受けても、
- 洗顔
- 保湿
- 紫外線対策
は重要です。
美容医療とスキンケアは、
どちらか一方を選ぶものではありません。
イメージとしては、
美容医療=現在目立っている毛穴構造へのアプローチ
スキンケア=毛穴が目立ちにくい肌状態を維持するための土台
と考えると分かりやすいでしょう。
毛穴ケアでやらない方がいいこと
① 毎日毛穴パック
一時的に角栓が取れても、毛穴そのものがなくなるわけではありません。
刺激を繰り返さないことが大切です。
② 爪で角栓を押し出す
炎症・傷・色素沈着の原因になる可能性があります。
③ 洗顔ブラシで強くこする
物理的刺激が強すぎる場合があります。
④ 1日に何度も洗顔する
皮脂が気になっても洗いすぎには注意してください。
⑤ スキンケア成分を一気に増やす
レチノール、BHA、ピーリング剤などを同時に開始すると、肌荒れの原因になることがあります。
男性の場合、ヒゲ剃りも肌への刺激になる
男性特有のポイントとして忘れてはいけないのがシェービングです。
毎日のヒゲ剃りでは、ヒゲだけではなく皮膚表面にも摩擦・刺激が加わります。
特に、
- 何度も同じ場所を剃る
- 切れ味の悪い刃を使う
- 何もつけずに剃る
- 剃った後に保湿しない
場合には、肌荒れを起こしやすくなります。
毛穴を改善したいのに、
洗顔+スクラブ+毛穴パック+毎日のシェービング
と刺激が重なっている男性は少なくありません。
毛穴ケアでは、
「何を追加するか」だけではなく、「刺激を減らす」ことも重要
です。
30代・40代男性は「皮脂だけ」の毛穴ケアから卒業する
20代までは皮脂やニキビが中心だった男性でも、年齢とともに、
- 小ジワ
- ハリ低下
- たるみ
- シミ
- くすみ
などが重なってきます。
毛穴についても同じです。
20代の頃と同じように、
「毛穴=皮脂=強い洗顔」
だけで考えていると、改善しにくいケースがあります。
皮膚弾力の低下も毛穴の目立ち方に関係することが報告されています。
30代・40代以降では、
皮脂+肌質+弾力
を一緒に考えることが重要です。
「毛穴レス」は医学的にはどう考える?
広告などでは、
「毛穴レス肌」
という言葉がよく使われます。
しかし、毛穴は正常な皮膚構造なので、
毛穴そのものをゼロにすることはできません。
美容医療の目的も、
「毛穴を消す」
ではなく、
- 皮脂を整える
- 角栓を減らす
- 色素沈着を改善する
- 肌の凹凸を整える
- 弾力を改善する
ことで、
結果として毛穴を目立ちにくくすること
です。
この点は、治療を検討するときに知っておいてほしいポイントです。
こんな男性は一度クリニックへ相談を
- 毛穴ケア用品を何種類も試している
- 何年も鼻の黒ずみが変わらない
- 毛穴パックを繰り返している
- 頬の毛穴が縦長になってきた
- ニキビ跡も一緒に気になる
- 毛穴が原因で肌全体が汚く見えると感じる
- 清潔感のある肌に整えたい
- 自分の毛穴タイプが分からない
- どの施術を受ければいいか分からない
という場合は、
「毛穴治療を受ける」と決めてから相談する必要はありません。
まず、
何が毛穴を目立たせているのかを確認する
ことから始めます。
よくある質問
男性の毛穴は女性より大きいですか?
男性は一般に皮脂分泌が多い傾向があり、研究でも男性と皮脂量の多さが毛穴の目立ちやすさに関連した報告があります。
ただし、個人差が大きく、すべての男性が女性より毛穴が大きいわけではありません。
洗顔を変えれば毛穴は閉じますか?
洗顔方法の改善によって皮脂・汚れ・肌荒れが整い、毛穴が目立ちにくくなる可能性はあります。
しかし、弾力低下やニキビ跡など皮膚構造が関係する毛穴では、洗顔だけで十分な改善が得られない場合があります。
毛穴は開いたら二度と戻りませんか?
一律にはいえません。
皮脂・角栓・弾力・色素など原因によって見え方は変化します。
「一度開いたら永久にそのまま」と単純に考えるのではなく、原因に合わせて目立ちにくくすることを目指します。
毛穴パックは絶対に使わない方がいいですか?
絶対に禁止というわけではありません。
ただし、頻繁に行ったり、皮膚を強く引っ張ったり、角栓を無理に押し出したりすることはおすすめしません。
肌に赤みやヒリつきが出る場合には中止してください。
いちご鼻はダーマペンで治りますか?
いちご鼻の原因によります。
ニキビ跡や肌の凹凸、開き毛穴にはダーマペンが選択肢になる場合がありますが、角栓だけが原因であれば別のケアが適していることがあります。
ラジニアクリニックでもダーマペン4を毛穴の開きやいちご鼻の治療候補として案内しています。
ピコフラクショナルとダーマペンはどちらがおすすめですか?
肌状態によって異なります。
レーザーを使うピコフラクショナルと、針を使用するダーマペンではアプローチが異なります。
毛穴の原因、ニキビ跡の有無、肌質、希望するダウンタイムなどを確認して選びます。
1回の治療で毛穴はなくなりますか?
毛穴そのものをなくすことはできません。
また、毛穴治療では複数回の施術が必要になる場合があります。
治療回数は毛穴タイプや治療方法によって異なります。
男でも美容クリニックで毛穴治療を受けて大丈夫ですか?
もちろん問題ありません。
毛穴、ニキビ、シミ、肌質などは性別を問わず相談できます。
特に男性では皮脂・ヒゲ剃り・ニキビなどが複合しているケースもあるため、男性の生活習慣まで含めて治療方法を考えることが重要です。
まとめ|「洗う」だけでは治らない毛穴がある
男性の毛穴が目立つ原因は、
皮脂だけではありません。
主な要因として、
- 皮脂分泌
- 角栓
- 毛包の大きさ
- 色素沈着
- ニキビ・炎症
- 肌の弾力低下
- 紫外線や加齢による肌変化
などがあります。
そのため、
「毛穴が目立つから洗顔を強くする」
「黒いから角栓を全部押し出す」
「毛穴パックを毎週繰り返す」
といったケアだけでは、十分な改善につながらないことがあります。
まずは、
洗顔・保湿・紫外線対策
という基本を整えます。
それでも改善しない場合には、
何が毛穴を目立たせているのか
を見直すことが重要です。
例えば、
角栓・ざらつき
→ ピーリングなど
開き・肌質
→ ピコフラクショナルなど
たるみ毛穴
→ フラクショナル系治療・ダーマペンなど
ニキビ跡・凹凸
→ ダーマペン・フラクショナルレーザーなど
というように、原因によって選択肢が変わります。
顔の毛穴は、皮脂・皮膚弾力・毛包・年齢・性別など複数の要因によって目立つため、治療も個別化することが重要とされています。
「毛穴に効く化粧品を探し続ける」より、「自分の毛穴がなぜ目立っているのかを知る」ことが改善への第一歩です。
ラジニアクリニックでは、現在の肌状態を確認しながら、スキンケアで経過をみてよいのか、美容医療を検討するのかも含めてご相談いただけます。
関連ページ
▶ ダーマペン4
参考文献・参考資料
- Lee SJ, et al. Facial Pores: Definition, Causes, and Treatment Options. Dermatol Surg. 2016.
顔の毛穴を目立たせる主な要因として、皮脂分泌、毛穴周囲の弾力低下、毛包容積などについて参照。 - Dong J, Lanoue J, Goldenberg G. Enlarged facial pores: an update on treatments. Cutis. 2016.
開大毛穴の原因と、外用治療・ピーリング・レーザーなどの治療選択について参照。 - Kim B, et al. Sebum, acne, skin elasticity, and gender difference – which is the major influencing factor for facial pores? Skin Res Technol.
皮脂量、男性、皮膚弾力と毛穴の関連について参照。 - Rahrovan S, et al. Male versus female skin: What dermatologists and cosmeticians should know. Int J Womens Dermatol. 2018.
男性・女性の皮脂量など皮膚生理学的な違いについて参照。 - Ebrahim HM, et al. The efficacy and adverse effects of treatment options for facial pores: A review article. J Cosmet Dermatol.
毛穴治療における複数回治療・組み合わせ治療などについて参照。
※本記事は一般的な医学情報の提供を目的としています。毛穴の状態、治療適応、必要回数、効果、ダウンタイムには個人差があります。実際の治療については医師の診察を受けてください。